与信管理/財務比率における注意点【第一回】
今回より、テーマを変更して財務比率の特徴および注意点をお話します。 与信判断の方法の一つとして財務分析がありますが、大きく分けて、「収益性」、「効率性(活動性)」、「流動性」、「安全性」、「成長性(発展性)」を判定する財務比率分析があり、これらがうまくかみ合っている企業が優良企業と言えます。 与信管理ブログ、次回以降は「収益性」を表す財務比率についてお話します。
« 2008年05月 | メイン | 2008年07月 »
今回より、テーマを変更して財務比率の特徴および注意点をお話します。 与信判断の方法の一つとして財務分析がありますが、大きく分けて、「収益性」、「効率性(活動性)」、「流動性」、「安全性」、「成長性(発展性)」を判定する財務比率分析があり、これらがうまくかみ合っている企業が優良企業と言えます。 与信管理ブログ、次回以降は「収益性」を表す財務比率についてお話します。
今回より、収益性を表す財務比率についてお話します。
収益性を見ることで、対象となる企業が、企業活動に要した費用と比べて、どれほどの収益を上げているのかを確認できます。従い、収益性が低い場合、企業の採算性が低下していることになります。まずは、収益性を表す比率の内、売上高総利益率についてお話します。
売上高総利益率 = 売上高総利益(粗利益) ÷ 売上高 × 100
売上高総利益率は、文字通り売上高に占める売上総利益(粗利益)の割合を見る比率です。売上高総利益率が高い程、収益性が高いと言えますが、単期ではなく、連続期で比較したり、同業他社や業界水準と比較することが重要となります。同様の比率として、売上高営業利益率や売上高経常利益率がありますのでチェックしてみて下さい。
与信管理/財務比率における注意点、次回は総資本事業収益率についてお話します。
今回は、総資本事業利益率についてお話します。
総資本事業利益率 = ((営業利益 + 受取利息 + 配当金等) ÷ 総資本 − (支払利息割引料 ÷ 有利子負債)) × 100%
総資本事業利益率は企業の事業活動でどれくらいの利益を獲得したかを表しており、収益性を示す重要な指標となります。一般的に高いほうが良いと言えます。当社では、事業活動で得られる利益を営業利益、財務活動で得られる利益を受取利息・配当等とし、更に支払利息や割引料を加味していますが、営業利益の代わりに税引後利益や経常利益を利用したり、支払利息や割引料まで加味しない場合もあります。
与信管理/財務比率における注意点、次回は経常収支比率についてお話します。