与信管理/主要な勘定科目における注意点【第十回】(繰延資産)
今回は「繰延資産」についてお話します。
与信審査を行う上で、繰延資産は特に重要です。繰延資産は大きな金額になる科目ではないので、金額が大きい場合や急激に増加している場合は、その内容の把握が必要になります。また、自己資本の金額より繰延資産が大きい場合は、実質的に債務超過の恐れがあるので、十分注意しましょう。
以上をもちまして、資産勘定を終了します。与信管理/主要な勘定科目における注意点、次回からは負債勘定の説明に入ります。
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今回は「繰延資産」についてお話します。
与信審査を行う上で、繰延資産は特に重要です。繰延資産は大きな金額になる科目ではないので、金額が大きい場合や急激に増加している場合は、その内容の把握が必要になります。また、自己資本の金額より繰延資産が大きい場合は、実質的に債務超過の恐れがあるので、十分注意しましょう。
以上をもちまして、資産勘定を終了します。与信管理/主要な勘定科目における注意点、次回からは負債勘定の説明に入ります。
今回より負債勘定についてお話しします。第一回目は「仕入債務」です。仕入債務は、支払手形・買掛金・裏書譲渡手形が該当しますが、与信審査を行う上で重要なので注意しましょう。
仕入債務の金額に関して、売上債権対比、売上原価対比、仕入債務回転期間等を分析し、異常値が無いかを確認して下さい。異常値がある場合には、融通手形や簿外債務の存在、仕入先からの手形ジャンプ等支払猶予の可能性がありますので、注意して下さい。特に、売上原価と仕入債務の関係で、売上原価の伸び率以上に仕入債務が増えている場合、売上原価が減少しているにも拘わらず、仕入債務が増えている場合には要注意です。
与信管理/主要な勘定科目における注意点、次回は「仕入債務回転期間」についてお話しします。
今回は「仕入債務回転期間」についてお話します。
仕入債務回転期間は、支払(買掛金・支払手形・裏書譲渡手形)に関する期間を表します。仕入債務回転期間は、時系列・業界平均・自社の決済条件と比較し、異常値が無いかチェックして下さい。期間が短くなっている場合は、信用収縮から決済条件の短縮化を求められている可能性もありますので、注意して下さい。一方、長くなっている場合は、資金繰りが苦しく、決済条件を延ばしている可能性もありますので、注意して下さい。自社の決済条件と見比べることも重要です。
与信管理/主要な勘定科目における注意点、次回は「運転資金負担期間」についてお話します。
与信管理/主要な勘定科目における注意点【第六回】でお話した通り、「売上債権回転期間 + 棚卸債権回転期間 − 仕入債務回転期間」をキャッシュ コンバージョン サイクル(Cash Conversion Cycle)といいますが、この期間は営業上の運転資金負担期間を表しています。この期間の長期化は、運転資金負担が重くなるため、成長性の阻害要因となります。従いまして、この期間が長期化傾向、あるいは業界平均より長い企業は、仕入先から見れば長期の信用を供与できない相手であり、また、販売先との関係では回収の長期化を強いられている証となりますので、与信管理上は大切な指標となります。
与信管理/主要な勘定科目における注意点、次回も「運転資金負担期間」についてお話致します。
運転資金負担期間は、売上/棚卸債権・仕入債務各々の期間と関係がありますので、各々の期間について、前期との比較、並びに同業界での比較により、異常値が無いかを調査・分析することが与信管理上重要です。例えば、
与信管理/主要な勘定科目における注意点、次回は有利子負債についてお話します。