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2008年02月 アーカイブ

2008年02月04日

与信管理/主要な勘定科目における注意点【第七回】(販売用不動産・建設仮勘定・その他流動資産)

与信管理/主要な勘定科目における注意点、今回は「販売用不動産」「建設仮勘定」「その他流動資産」についてお話しします。

  1. 販売用不動産
     バブル崩壊後に散見された事例ではありますが、不動産業を主業としない企業であっても、、工場跡地や遊休不動産を販売用不動産として棚卸資産に含めたまま長期化しているような場合や、バブルの最中に販売用として仕入れた不動産が、高額の簿価のまま計上されていることが良く見受けられました。棚卸資産の中に販売用不動産の勘定科目が見受けられる場合は特に注意し、その明細がわかる場合には、時価との対比を行うことによって修正ベースでの財務分析を行うことが必要です。
  2. 建設仮勘定
     建設仮勘定については、減価償却の対象とならないことから利益操作に利用されることがあります。数期にわたって残高の変化もなく多額に存在している場合は実態を確認する必要があります。建設が予定どおり進んでいるか、仮勘定に入ったまま滞留しているものはないか、振替漏れ、廃棄処理漏れがないかなどをチェックしてください。なお、有形固定資産内の建物・構築物勘定の変化も加味し、適正に振り替えられているかもチェックしてください。
  3. その他流動資産
     仮払金・短期貸付金・未収金・未収収益・立替金・前渡金・前払費用等の勘定科目の中には、内容や計上先によっては換金性・資産性が希薄であり、また不明確で曖昧性を持つ科目もあり、粉飾に用いられるケースがありますので、流動資産や総資産との対比において相対的に大きい場合には注意してください。
     なお、短期貸付先が子会社や経営者一族の場合が良く見受けられますが、子会社の場合は子会社の内容等から、弁済能力を判断する必要があります。また、経営者一族の場合は、換金性・資産性に問題がありますので、注意してください。

2008年02月18日

与信管理/主要な勘定科目における注意点【第八回】(投資有価証券)

 今回は「投資有価証券」について説明します。

 投資有価証券には、上場・非上場企業株式、関係会社株式及びゴルフ会員権等があります。何れも与信審査を行う上で、金額が大きい場合は、その内容を調査することが重要となります。株式の場合は時価対比及び換金性の有無を調査しましょう。特に、非上場企業株式および関係会社株式の場合は、経営内容によっては資産性を査定することが必要となってきます。
 また、ゴルフ会員権に関しては、実際の取引事例を調査して、資産性及び時価対比を査定して下さい。換金性の無いものや、時価対比について大幅に損失が内在している場合は、注意が必要です。

 与信管理/主要な勘定科目における注意点、次回は「その他投資勘定」についてお話します。

2008年02月25日

与信管理/主要な勘定科目における注意点【第九回】(その他投資勘定)

 今回は「その他投資勘定」について説明します。

 その他投資勘定では長期貸付金、長期前払費用および差入保証金をお話します。与信審査を行う上で、長期貸付金の金額が大きい場合には、相手先名およびその経営内容を調査することが重要です。長期前払費用は、相対的に大きな金額になる科目ではないので、大きい場合には、前渡金や貸付金等他の勘定科目が混入していないかチェックして下さい。差入保証金は、事務所等の賃貸に関わる保証金が考えられますが、相対的に大きな金額が計上されている場合には、仕入先に対する担保の可能性もありますので、注意して見てみましょう。

 与信管理/主要な勘定科目における注意点、次回は、「繰延資産」についてお話します。

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