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与信管理/主要な勘定科目における注意点【第五回】(棚卸資産)

 あけましておめでとうございます。本年も、皆様のお役に立つ内容としてまいりますので、引き続きご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。本年最初の知恵袋ブログは、「棚卸資産」についてお話します。

 「棚卸資産」は、売上債権と共に粉飾決算に最も多く用いられており、特に注意する科目です。下記のチェックポイントに該当する場合は、長期在庫・不良在庫・架空在庫等の疑いがありますので、内容をよく確認して下さい。

1. 売上高と棚卸資産の伸び率
 売上高の伸び率以上に棚卸資産が増えている場合、特に売上が減少しているにも拘らず棚卸資産が増えている場合は注意して下さい。

2. 棚卸資産回転期間のチェック
 【売上債権回転期間の出し方】
 棚卸資産回転期間 = 棚卸資産 ÷ 売上原価 × 365日

  1. 業種によって、標準の棚卸資産回転期間は異なりますが、業界標準と比較し長い場合には注意が必要です。
  2. 棚卸資産回転期間が長期化傾向にある場合、また、前期と比較して大幅に長くなっている場合も注意が必要です。

 期末近くに大口の仕入がなされた場合、相場が急騰している場合等の要因で回転期間が延びたことも考えられますので、飽くまでも一つのアプローチとして認識し、異常な状況が確認できた場合は、取引先に確認することが大事です。

 なお、棚卸資産に関しては、可能な限り、取引先の工場・倉庫等で現物のチェックも行って下さい。長期在庫(得てして、倉庫の奥に埃をかぶっておいてあるケースが多いものです)や不良在庫があった場合は、要注意です。また、端切れ等製品として使えない在庫が製品在庫として計上してある場合がありますので、注意して下さい。

 与信管理/主要な勘定科目における注意点、次回は「キャッシュ コンバージョン(Cash Conversion)」についてお話します。

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2008年01月04日 10:18に投稿されたエントリーのページです。

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