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与信管理/主要な勘定科目における注意点【第六回】(Cash Conversion)

1. キャッシュ コンバージョン(Cash Conversion)
 売上債権回転期間と棚卸資産回転期間を合計したものを「キャッシュ コンバージョン(Cash Conversion)」といいますが、企業が原材料(あるいは製品)を仕入れてから、売上代金を回収する迄の期間を示します。、この期間が短い程、運転資金の滞留期間が短く望ましいと言えますので、長期化傾向にある場合、不良債権や不良棚卸資産が内包している可能性があります。注意してください。

2. キャッシュ コンバージョン サイクル(Cash Conversion Cycle)
 売上債権回転期間と棚卸資産回転期間を合計したものから、仕入債務回転期間を差し引いたものを「キャッシュ コンバージョン サイクル(Cash Conversion Cycle)」といいます。通常の会社では、最初に資金が出て、後から資金が入る仕組みとなっており、合計期間はプラスとなります。このプラスの期間が長ければ長いほど、運転資金が多く必要となってきます。
 小売業では棚卸資産が少ないため、この指標は良くなります(マイナス方向)が、製造業では棚卸資産が多く存在するため、悪く(プラス方向)なるのが一般的です。夫々の期間に必要な運用資金と調達資金を計算すると、凡その営業上必要な運転資金が算出されます。
 業界標準と比較して長期化傾向にある場合、不良債権や不良棚卸資産が内包している可能性がありますので注意して下さい。

※キャッシュ コンバージョン算出に必要な財務指標
・ 売上債権回転期間 = (売掛金 + 受取手形 + 裏書譲渡手形 + 割引手形) ÷ 売上高 ×365日
・ 棚卸資産回転期間 = 棚卸資産 ÷ 売上原価 × 365日
・ 仕入債務回転期間 = (買掛金 + 支払手形 + 裏書譲渡手形) ÷ 売上原価 × 365日

 与信管理/主要な勘定科目における注意点、次回は「販売用不動産」「建設仮勘定」「その他流動資産」についてお話します。

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2008年01月21日 09:48に投稿されたエントリーのページです。

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